トップ > VPKで富士山頂ご来光撮影計画 目次 > STEP4:VPKの研究
その頃になると、VPKに関するホームページは、大体が既読の色になっていた。しかし、とあるページでのVPKの紹介に、
「中期以降のVPKは蛇腹が紙のようなもので、これでは現在でも良好な状態で残っているのは、おそらく無理であろう。」
とあった。なるほど、やはり無理なのか。そして、誘導されていったページが、レトロカメラを修理するお店。会員制で、年会費二万円なり。うん、無理です。
あれ?じゃあ初期のVPKはどうなの?誘導される前のページに戻り、続きを読む。
「初期のVPKは蛇腹が革でできており、現在でも保存状況の良いことが期待できる。なぜ中期から紙に変わったかを考えれば、コストカットあたりだろうか。」
初期で保存状態が良いものなんて、どうせ万単位の価格がついているのだろう。しかし、調べるだけならタダである。
調べていると、昔の本が紹介されていた。私より年上の本で、数百円の本なのだが、ネットの相場では4,000円以上。数カ所でこの値段を見てしまったため、金銭感覚が麻痺し、1,500円の古本を安いと勘違いして購入してしまった。

しかしこの本は、かなりよく研究されている。おかげで、初期型の特徴をつかむ事ができた。
さらに別のネットの情報によると、VPKはパーツの互換性が高く、複数のジャンクの使える所を組み合わせるのも有りなのだとか。
VPKの情報だけは増えていき、ついにネットで、掘り出し物と思われる物を発見した。特徴はどう見ても初期型。しかも動作確認済みで、蛇腹に穴は空いていないとのこと。価格は、さすがに五千円とはいかないが、ジャンクの2倍くらいの価格で購入できた。

これが2号機。絞りの下にあるパテントの記載に、「MAY 6, 1913」が無い。また、絞りにF値の記載は無く、1,2,3,4があるのみ。初期型の条件その1。フードが狭いから、最初期のものではなさそう。

赤窓のフタにパテントの記載が無い。初期型の条件その2。赤窓はフィルムの感光をできうる限り防ぐため、パーマセルテープを貼る。フィルムを巻き取る時だけ、少しはがしてフィルム位置を確認し、次の番号が見えたら再び貼り直す。

側面にOPEN、LOCKの文字があるので、最初期のものではない。しかし、ファインダーが1号機に比べて格段にきれいで、とても見やすい。

蛇腹はやはり革だった。しかもとても状態が良い。1号機の部品取り用に購入してみたが、1号機に劣る所が見当たらない。これは2号機で再チャレンジをするしかないと、自ずと闘志が再燃した。
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