トップ > VPKで富士山頂ご来光撮影計画 目次 > EPILOGUE2:御殿場口計画と荷物

 昨年の須走口登山は、お鉢巡りを完了した時点では、疲れも痛みも特に無かったが、下山道の火山灰で足を痛めたのが、大きな反省点である。よって下りの練習をするべく、下り道はできるだけコースタイムより短くできるよう、練習を続けた。
 富士山再挑戦の決意を固め、梅雨の時期に入った。梅雨入り前の訓練の貯金で御殿場口を攻める予定なのだが、この年は昨年と異なり、梅雨らしい梅雨が長く続き、平年の梅雨明け時期に入っても、依然梅雨が明ける気配は無かった。山小屋の予約を入れていたが、梅雨が明けないため、キャンセルの電話を入れた。
 7月の終わり頃、まとまった休みが取れたので、梅雨明けを祈りながら、山小屋の予約を入れた。幸い、まだ空きがあるとの事で、予約を取ることができた。山小屋は「赤岩八合目館」。標高3,290mに位置し、昨年泊まった「見晴館」よりも、100mは標高が高いであろうか。
 須走口五合目から「見晴館」までの標高差は、およそ1,170m。後半バテ始めて、足もつりかけ、限界の標高差であった。
 そして今回は、御殿場口新五合目から「赤岩八合館」までの標高差、実に1,850m。さらに大石茶屋からわらじ館までの約6時間の登りの途中、営業している山小屋が一軒も無い。そのため、水と食料を十分に持って行く必要がある。
 訓練登山では30リットルザックで事足りたが、今回は昨年須走口と同様、40リットルザックを使用。昨年の経験から必要だと思われるものを入れていったら、40リットルでも余り余裕が無くなった。重量を計ってみたら、10kgあった。
 そして、カメラ類一式を取り出して計ったら、2kgもあった。8kgのザックは、けっこう軽い。
「カメラを犠牲にすれば、御殿場口往復が可能かも知れない」
ふと、弱気になる。しかし、2kg分の荷重を軽くするための考えが有った。
 結局、ザックは10kgで準備を完了。そのうち水分は、アクエリアス2リットルとポカリ500cc。おやつは羊羹6本。できるだけ簡単にカロリー補給ができる事を考えた。
 ちょうどその日、東海地方で梅雨明けの一報が、天気情報に入っていた。昨日、勢力の弱い台風が通過していたが、すでに低気圧に変わり、東の海へと去っていた。だが、太平洋高気圧も東へ遠のき、風は静穏が期待できたが、湿った空気が入りやすく、雨と雷の可能性があった。
 去年も台風一過で順調だったし、長雨もこれ以上続かないであろうと自らを楽観させ、今回も高山病対策として、早めに就寝した。

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