トップ > VPKで富士山頂ご来光撮影計画 目次 > STEP9:富士山頂ご来光の写真

 まだ足の筋肉痛が続いていた頃、カメラ屋さんからネガと写真が届けられた。どきどきの瞬間である。
 まず、日の出直後、絞りを「2」まで開いた写真。

スキャナの性能が悪いのでこのような画像だが、空はきれいな青、そしてまばゆい橙色の光。あの時の感動がよみがえって来る出来だった。
 続いて、絞りを「3」に絞った写真。

これも厳かな空気が感じ取られる。この時、辺りから拍手が起きたのが思い起こされる。
 最後に、絞りを最大の「4」まで絞った写真。

左の山や雲海を入れたくて、太陽が右に寄っている。色としては、絞りはもう少し開けた方が良かったであろうか。
 写真を見ると、フィルム作成時に感光している失敗作が、少し入っていた。しかし、プリントしてもらった写真は、努力が報われたせいもあり、コンデジ以上の出来のように思えた。焦点距離とISO感度が固定で、調節できるのは絞りとシャッター速度のみ。しかもシャッター速度は、現代のカメラよりもかなり遅い。
 百年前のカメラを使い、満足のいく形で、目的が達成できた。次の山のお供にも、必ず持って行くつもりである。かつて2度の世界大戦を、生き延びてきたカメラ。どのような歴史を持っているかは分からないが、21世紀でも、新しい歴史を刻むことであろう。
 裏紙とスプールの入手は北海道のお店、現像とプリントは東京のお店。20世紀初頭のカメラを使えるようにサポートしていただいたお店には、感謝の念を覚えさせられる。ありがとうございます。そして他にも、このような店舗が残っている事を願います。(完)

STEP8

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