トップ > VPKで富士山頂ご来光撮影計画 目次 > REVENGE5:大砂走り再び

 馬の背まで戻る途中も、御殿場方面から雷鳴が聞こえて来る。大砂走りを駆け下りたいが、富士宮側は天気が良いので、宝永火口に戻ろうかとも考えた。
 10分ほどで馬の背に戻る。火口へは下りたが、富士宮口五合目から、標高は300mほどしか上げていない。空気は薄いが、呼吸は正常で、特別疲労感も無い。ここから御殿場口六合目へ進む事ができる。先月の登山で、六合目でバテバテの状態の傍ら、元気なパーティーが突然現れたが、このルートを使った事を確信した。
 さて、計画通り雷鳴の聞こえる大砂走りへ下りるか、それとも青空の見える火口に戻るか。
 ふと、大砂走りを見下ろすと、鮮やかな色のヤッケのパーティーが下りて行くのが見える。これで雷鳴の恐怖が薄れ、下山道を御殿場口に決めてしまった。
 地図にあった近道を発見して進み、すぐに大砂走りに合流する。そのまま駆け下りると、たちまち雲の中に入った。
 大砂走りには、予想以上に人がいた。中には、小学生くらいの女の子の手を引く、母親の姿もあった。小学生を確認した事で、さらに安心感が増してしまった。
 大砂走りでスピードを出しすぎると、ブレーキをかけるのが大変なので、一応ストックを持って来ていた。しかし山頂へ行かない分、足が元気だったので、特に使う必要は無かった。
 どんどん標高を落として行き、やがて2,000m地点、そして次郎坊に到着した。その頃には雲の下に出ていて、二ツ塚が見えるようになっていた。次郎坊を過ぎると、傾斜がゆるくなり、前回はここから苦戦した。しかし今回は足が元気で、走り続ける事ができた。
 右手に見える下塚の先へ進むと、やがて大石茶屋の標識が見えた。もうゴールまで1kmも無い。振り返ると、雲が少なくなって、下塚、上塚に加え、宝永山の輪郭まで見えた。雷鳴も聞こえなくなり、先月に比べると、天候はかなり良かった。
 やがて大石茶屋に到着。大砂走りはコースタイム1時間25分だが、46分で到着した。しかし、コースタイムは山頂からの帰りを想定しているだろうから、満足してはいけない。
 大石茶屋では前回と同様、かき氷をいただいた。今回は宝永山の裾野を見ながら食べたので、一味違う気がする。
 バスの出発までまだ余裕があったが、かき氷を食べ終えたら下山開始。5分で御殿場口新五合目バス停に到着。案の定、ベンチはすでに埋まっていたので、バス停にザックを下ろして30分待ち。バスは時間通り到着し、乗車。
 みなさんお疲れのお昼寝タイムだが、私は富士宮口発の宝永山しか登っていないので、バス旅モードに変更。
 御殿場駅到着後、ロマンスカーはしばらく来ないので、高速バスで新宿に行こうかと考えた。念のため、案内所の方に交通情報を尋ねたら、東名高速がお盆休みのUターンラッシュで、JR御殿場線を勧められた。
 幸い、御殿場線は発車時刻よりかなり早く到着し、早々に座る事ができた。一駅6分、駅で2〜5分停車など、のんびりと進み、松田駅で小田急線に乗り換え。ここから快速急行新宿行きに乗る事ができた。
 今回の山行は予想以上に順調で、明るい内に新宿に到着した。宝永山では暖かい風と冷たい風が交互に吹き、天候の悪化が懸念されたが、案の定、数日後に富士山周辺に前線が発生し、雨の日が続いた。あの日、急きょ宝永山計画を実行に移して、本当に良かった。
 これで富士山は、須走口踏破、御殿場口踏破、プリンスルート通過、富士宮口は登山口と山頂付近のみ通過となった。吉田口は未踏のままだが、協力金記念缶バッジがオレンジ色(吉田口)のみ無いので、いつかは行ってみたいと思う。
 次は秋の山行の誘いも来ているので、体力の維持に努めて行きたい。単独行は自分でペースを作れるので比較的楽だが、パーティー登山は猛者と組むと足を引っ張るので、そのような事が無いように、スキルアップできればと思う。
 このコーナーの主人公は私ではなく、カメラである。宝永山では余裕がある行程で、2kgある「EOSR」で存分に撮影ができた。今後、縦走装備10kg超過プラス「EOSR」の山行が可能なように、体力増強を計りたい。あと、自作127版フィルムが有るので、VPKでの撮影も継続して行きたい。
 カメラが趣味の方にVPKで撮影している事を告げると、必ずリアクションをいただけるので、フィルムカメラの技術も向上して行きたいと思う。

REVENGE4

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