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さて、いよいよ電験一種一次試験を迎える前日ですが、追い込みはやったかな? |
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ぜ〜んぜん。前日は完全休養日。翌日は一日試験詰めなんだから、全力を出せるように体力を回復させておかないと。それに、追い込みでどうにかなる試験範囲じゃないし。 |
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言われてみれば、そうだよね。じゃあ、一次試験について聞いてみようか。朝は余裕を持って出かけたよね。 |
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まあねぇ。試験会場は大都市にしか無いから、田舎に住んでいると当然ホテルに泊まる事になるし、それに土地勘が無いから、入室時刻の1時間前には到着するようにしていたかな。交通機関が正常である事を願いつつ。でも、あまり早く会場に着いても、教室に入れるのは30分前くらいだから、待っているのがヒマだったわ。 |
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ヒマなら、参考書でも読んでいればいいんじゃないの?持って行くよね? |
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お守りとしてね。だけど、これから嫌というほど頭を使うので、空いている椅子に座ってボーっとしながら待っていたわ。 |
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この人は前々日まで仕事と勉強しかしていなかったので、他の人の参考になるかは怪しいなぁ。 |
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何か問題でも? |
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いえいえ。それで、いよいよ電験一種一次試験理論科目が始まるわけだ。一次試験はA問題が大問4つで各10点満点なので、合計40点満点。B問題は大問2つで各20点満点なので、合計40点満点。三種、二種と同様に、理論と機械のB問題には選択問題有り。一科目で80点満点。その6割の48点を取れば、合格ライン上。だったよね? |
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まあ、その通りよ。やたら詳しいわね。 |
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B問題は大問2つで配点が5割。これが満点なら、あとはA問題1つで8点取れば6割だから、当然B問題重視で行くよね。 |
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まあね。だけど、B問題は後半が難しいし、前半で有りがちな計算ミスをすると、最後までそれ用の選択肢が用意されているから、B問題満点は厳しいわ。だけど、理論は時間が足りなくなるので、やはり配点の多いB問題から始めたわね。 |
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A問題の方はどうだった? |
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これ、ビオ・サバールやアンペールの法則が出てくると太刀打ちできるんだけど、マクスウェルの方程式が出ると厳しいわ。一応微分、積分は勉強してきたけど、grad、div、rotで書かれると、は!?ってなる。 |
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それ、見事に大学レベルの数学だね。 |
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まぁ、配点の少ないA問題だし、微積が分かれば選択肢から逆算、って手も有るんだけどね。 |
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ホントに、一次試験は朝から疲れるよな。で、手応えはどうだったの? |
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一応、配点の高いB問題は、計算結果が全て選択肢の中に有ったし、過去問では時間内に終わらない時が多かったけど、本番では時間内に解く事ができたわ。自己採点したら、4科目の中で一番点数が良かった。私って、計算問題が得意なんだな〜って。 |
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すぐ調子に乗る癖は、相変わらずだな。 |
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でもこれが、後々悲劇につながるのです… |
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おっ!?何か有ったな? |
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それは後ほど… |
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まとめると、理論は時間が無いので、配点の大きいB問題から始める。A問題もくせ者が混じっているので、解きやすいものからやって行く。 |
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あとは、選択肢を2〜3択に絞る事は難しくないので、間に合わないと判断したら、残りは文章から判断して、できるだけ確率の高いマークで埋める。といった所かしら。 |
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なるほど。終盤は残り時間も確認しながらやらないとね。 |
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理論科目はこんな所かなぁ。 |